Archive for 4月 20th, 2011

04.20
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気になるDVD◎

by length ·
画面いっぱいに広がるロシアの大地。天使のように可愛い少女。長閑な日常風景… テンポとしては「機械仕掛け~」に似てるかな。最初は取り敢えずボーッと眺めておいて下さい。徐々に不穏な空気が流れ込んできます。気がつくと劇的な変化の波に乗っています。最後打ちのめされます… 主要人物の大人三人は決して「善人」ではありません。卑劣な手段の応酬上に成り立つ愛憎劇。スターリン政権下という時代背景がそうさせた…というより彼らは利用した。そして最後にしっぺ返しを食らう。非情なのか大人の愚かしさか。 ただ、そんな醜い大人達とは唯一かけ離れた少女・ナージャまでもが巻き添えとなるのは、やはり時代の犠牲、悲劇と言える。 全編に亘りネガティヴな面が展開している筈なのに、観終えたあとに残るのは圧倒的な美しさ。やるせなさ。壮大さ。